児童手当は“使わない”。NISA×オルカン×児童手当で教育資金を準備するワーパパの“仕組み”
正直に告白します。
子どもが生まれてしばらく、わたしは児童手当の使い道に、ちょっと困っていました。
ありがたい。本当にありがたい。
でも、毎月の生活費に混ぜてしまうと、気づいたときには消えている。
「この子のために、何か残してあげたい」
「でも、教育費って結局いくら必要なの?」
「投資がいいって聞くけど、減ったら怖いし…」
子どもの寝顔を見ながら、そんなことを考えていました。
わたしは2歳と1歳の子どもを育てるワーパパです。
FP(ファイナンシャル・プランナー)技能士2級、日商簿記2級、証券外務員一種の資格を持つ、”お金に詳しい”ワーパパです。
この記事は、同じように不安を感じているあなたに、わが家の「たった一つの考え方」をお話しします。
最初に言っておきます。
わが家は、投資が上手だから教育資金を準備できているわけではありません。
「最初から使わないお金」と決めて、自動で積み立てる“仕組み”を作っただけです。
その仕組みが、児童手当 × NISA × オルカン。
順番に、正直にお話しします。
まず前提:児童手当は、いま“教育資金の強い味方”です(調べてまとめました)
ここはわたしの体験ではなく、調べた内容です。
児童手当は、所得制限が撤廃され、対象も高校生年代まで広がりました。
コツコツ受け取り続けると、総額ではまとまった金額になります。
毎月の生活で消えてしまえば、ただの「ちょっとした足し」。
でも、教育費として残せば、大学進学のころに効いてくる強い味方になります。
※金額・対象・申請方法は改正されることがあります。必ず公式(こども家庭庁・お住まいの自治体)でご確認ください。また、2027年1月には未成年向けの「こどもNISA」が始まる予定です(令和8年度税制改正大綱で決定。年間60万円・総額600万円・つみたて投資枠が対象。法案の正式成立は今後のため、最新情報は公式でご確認ください)。
共働き世帯が制度でどれくらい受け取り・引かれるのかは、子ども・子育て支援金、共働きはいくら引かれる?も合わせて読むと、家計の全体像がつかめます。
仕組み①:児童手当を「最初から、わが家のお金にしない」

ここからは、わが家の実体験です。
わが家では、児童手当を生活費に使うことはありません。
きっかけは、子どもが生まれて教育費を調べ始めたことです。
大学まで進学すると、想像以上にお金がかかる。特に大学進学費用がエグい。。。
そこで、こう考えました。
「どうせいつか教育費として使うお金なら、使うまでただ寝かせておくのは、もったいない」
「教育資金は特にインフレ(価格上昇)しやすいようだ。定期預金ではインフレに負けする可能性が高い。」
だったら、子どもが必要になるまでの“時間”を、味方につけよう。
ちょうど家計簿をつけ始めた頃でもありました。
収支を見える化したことで、「児童手当がなくても、今の生活は回る」と確認できたんです。
だから、迷わず切り分けられました。
これは、最初からわが家のお金ではなく、子どもの未来のお金。
家計簿で「わが家のお金の流れ」を整える話は、共働き夫婦が結婚時から続けている家計ルール5つにも書いています。
ちょっとした、でも効く工夫
児童手当が振り込まれる口座は、普段は使わない口座にしています。
すると、振り込まれた分が、そのまま積み上がっていく。
わざわざ口座の間でお金を動かさなくていいので、とても楽です。
その積み上がった分(1か月あたりに換算した額)を、毎月、NISA口座でオルカン(全世界の株式会社に投資する投資信託)の積み立てに回しています。
「仕組み」というと大げさですが、やっていることは、これだけです。
仕組み②:投資は「増やす」より「続ける」。だから自動にした
正直に言うと、最初は投資って聞くと、怖かったです。
「元本割れ」という言葉も知っていましたし、「大きく下がったらどうしよう」という不安もありました。
背中を押してくれたのは、職場の信頼できる先輩の一言でした。
「NISAで、外国株式の投資信託を積み立てておけ」
その時は、怖さと同時に、好奇心もわきました。
調べてみて、ひとつ安心したことがあります。
投資信託を“積み立てる”だけなら、投じた額を超える損失(借金)を背負うことはない、と理解できたことです(※もちろん、評価額が下がる元本割れはあります)。
だから、最初から大きな額は入れません。少しずつ始めました。
そして何より大事にしたのが、自動積立の設定です。
これが、のちのち効いてきます。
仕組み③:コロナ・ショックでも続けられた理由
投資を続けていると、大きく下がる場面が必ず来ます。
2020年3月、コロナ・ショックのとき、わたしの資産も目に見えて減りました。
「これが暴落か。本当に下がるんだな」と、どこか感心した記憶があります。
もちろん、減るのは怖い。嫌な感じします。
でも、過去には半分近く下がった局面もあったと、あらかじめ数字で知っていたので、パニックにはなりませんでした。
(正直、当時はそれより、コロナウイルスに感染することの方が怖かったです)
続けられた理由は、ひとつです。
自動積立にしていたから。
もし毎月、自分で購入ボタンを押すルールにしていたら、きっとこう思っていました。
「まだ下がりそうだから、今月は見送って、様子を見よう」
そうやって、買えなくなっていたはずです。
でも、自動なら、何もしなくても積み立てが続きます。
解除しようと思えばできました。でも、しませんでした。
どの資産形成の本にも、こう書いてあったからです。
「暴落のときこそ、積み立てのチャンス」。
その言葉を信じて、解約を、ぐっとこらえました。
このとき気づいたんです。
投資でいちばん怖いのは、相場が下がることではなく、怖さに負けて、自分で決めたルールを途中で変えてしまうことだと。
だからわたしは、相場や証券口座を見るのをやめました。
代わりに見ているのは、「毎月、ちゃんと積み立てられたか」。その一点だけです。
数字を見る力をつけたくて簿記やFPも学びましたが、いちばん効いたのは「見ないと決める」ことでした。
(学びのきっかけは、数字が苦手で、一人だと続かない。そんなわたしが簿記3級・2級を取れた話に書いています)
なぜ「オルカン(全世界株式)」なのか
商品にオルカン(全世界株式)を選んだ理由は、シンプルです。
「未来は分からない」と思っているからです。
どの国が一番成長するのか。
どの会社が何十年も勝ち続けるのか。
それを当てる自信は、わたしにはありません。
だから、「当てにいく」のをやめました。
世界全体を、まるごと応援する。
その考え方が、いちばんしっくりきたんです。
そしてもう一つ。管理が、とにかく楽です。
個別の株なら、銘柄を調べ、いつ買って・いつ売るかを、常に判断し続けなければなりません。
でも、人が1日に使える判断のエネルギーには、限りがあります。
わたしにとっては、投資なんかより、家族との時間や仕事のほうが大事。
だから、お金のことで悩まなくていいように、“暇になる”運用を選びました。
SNSを開けば、「今年はこの銘柄が熱い」「次はこの国が伸びる」という声が毎日流れてきます。
でも、よそはよそ、うちはうち。
わが家は、誰かと競争しているわけではありません。
教育資金を準備するという目的が達成できれば、それで十分なんです。
だから選んだ基準は、「いちばん儲かりそうな商品」ではなく、「十数年、安心して持ち続けられる商品」でした。
振り返ると、わたしはオルカンを選んだというより、「続けられる仕組み」を選んだのだと思います。
数字でお金を判断できるようになった話は、FP2級を取って共働き家計の見方がどう変わったかにもまとめています。
まとめ:まず「児童手当を、別の口座に分ける」ところから
教育資金は、投資のセンスで準備するものではありません。
「最初から使わないお金」と決めて、仕組みで積み立て続けるもの。
わが家がやってきたのは、本当にそれだけです。
今日できる一歩は、たった1つ。
児童手当を“最初からないお金”として、普段使わない別の口座に分けてみること。
それだけで、「なんとなく消えていくお金」が、「子どもの未来のためのお金」に変わります。
そこから先、運用に回すかどうかは、ご家庭の考え方しだいです。
焦らなくて大丈夫。
「よそはよそ、うちはうち」。
あなたのペースで、はじめの一歩を踏み出してみてください。
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※体験談はわたし自身の記録です。「前提」の項は、わたしの体験ではなく調べた内容です。投資は元本割れの可能性があり、特定の商品を推奨するものではありません。最後はご自身の判断で、制度・商品の最新情報は必ず公式でご確認ください。
