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学びの土台

職務経歴書、実は99%落ちる書き方をしていました。公務員から転職して分かったこと

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「ネオパパさん、この職務経歴書だと、仕事内容しか分かりませんよ。」

初めての面談、転職エージェントから まさかの一言に、しばらく言葉が出ませんでした。

6年間、真面目に働いてきた。
食品行政という珍しい経験もありました。

そう思って書き始めた職務経歴書が、まさかここまで通用しないとは思っていなかったんですよね。

もし、
「これまで頑張ってきたのに、経歴書にすると急に地味に見える」
「自分の仕事に、アピールできる実績なんてないと思ってしまう」
「履歴書ならともかく、職務経歴書になんて書いたら良いか分からない」
そんな感覚があるなら、きっとこの記事は役に立ちます。

私が経験したこと、
・地味に見える仕事を、面接官に伝わる言葉に変える方法。
・実際に使った、その翻訳の仕方をお伝えします。

結論:落ちていたのは経験じゃない。言葉のほうでした

先に、一番伝えたいことを書いておきます。

職務経歴書が通らない理由は、経験が足りないからじゃありません。
真面目に働いてきた実績は、事実であり素晴らしい経験ですから。

でも一番の問題は、これです。

行政の言葉で、自分を説明していたこと。

それが、わたしが最初にぶつかった、そして多くの人がぶつかる一番大きな壁でした。

一番書きにくかったのは「問題が起きないようにする仕事」

食品行政の仕事には、こんなものがあります。

食品事業者への監視や指導。
HACCP導入の支援。
食中毒予防の啓発。
苦情や相談への対応。
関係機関との調整。

どれも社会にとって大切な仕事です。

でも、職務経歴書に書こうとすると、

「食品衛生監視業務を担当」
「事業者指導を担当」

そんな一文で終わってしまうんです。
これだと「何の仕事をしてきて、どんな実績があったのか」パッと分かる人はいませんよね。

民間企業のように、
「売上を何パーセント伸ばした」
「利益を何万円改善した」
という数値で分かる成果が、行政経験者は書けないことが多い。

正直にいえば、行政は「何も起きなかったこと」が成果だからです。

自分でも、「この仕事って、価値が伝わるのかな」と不安になりました。

ネットを見れば見るほど、自分が地味に見えてくる

もちろん最初は自信がありました。

6年間、公務員として真面目に働いてきた。
食品行政という珍しい経験もある。
きっと評価してもらえる。

そう思って、パソコンの前に座りました。

でも、職務経歴書を書こうとすると、手が止まるんです。

予習を兼ねてネットで職務経歴書の例を調べると、

「売上150パーセント達成」
「新規顧客300社開拓」
「年間1億円規模のプロジェクトを担当」

そんなキラキラした実績ばかりが並んでいます。これは困った。

一方、自分の経歴を見ると、

「食品衛生監視」
「行政指導」
「制度運用」

急に、自分の仕事が地味でよく分からないものに見えてしまいました。

「自分にはアピールできる実績なんてないかも」
「実績って、やってきたことを書くんだよね?」
「どんな仕事をしてきたか分かりにくい」

本気でそう思ったんです。困りました。

誰にも相談できないまま、書いては消す夜

転職活動のことは、職場では誰にも話せませんよね。
こっそり転職活動するのが多くの人にとって一般的です。

職場では普段どおりに仕事をして、帰宅後、子どもを寝かしつけてからパソコンを開く。
眠い目をこすりながら書いても、納得できずに消す。
また最初から書き直す。

その繰り返しでした。

そして、転職エージェントに見せたときに言われたのが、冒頭のあの一言です。

「この職務経歴書だと、仕事内容しか分かりませんよ」

最初は、正直ショックでした。
ちゃんと仕事はしてきたつもりだったので。
実際、職場ではそれなりの評価を受けていました。

でも、採用担当者目線で、冷静に見返すと、エージェントの指摘とおりだったんですよね。

わたしは「何を担当したか」は書いていました。
でも、「その経験で、会社にどんな価値を提供できるのか」は、一つも書いていなかったんです。

「担当業務」から「生み出した価値」への翻訳

エージェントから指摘・指導され、そこから書き方をがらっと変えました。

行政の仕事を並べるのではなく、それが「どんな価値を生み出したか」に翻訳する。

たとえば、こんなふうにです。
(あくまで一例です。もちろんこれ以外の業務もしています。)

食品衛生監視なら、
「年間◯件の事業者を担当し、法令違反や食中毒事故の未然防止に取り組んだ」

HACCP導入支援なら、
「食品事業者が新しい衛生管理基準へ移行できるよう、個別相談や現地指導を実施した」

苦情対応なら、
「消費者・事業者双方の意見を整理し、トラブルの早期解決と再発防止につなげた」

監視計画の作成なら、
「リスクの高い施設を優先する監視体制を構築し、限られた人員で効率的な監視を実施した」

年間何件担当したか。
何社を支援したか。
どんな課題を防いだか。
どんな改善を行ったか。

そういう視点で整理すると、数字がなかったはずの仕事にも、ちゃんと言葉がついてきました。

これを知るまで、「行政の仕事」=「売上(数字)がない仕事」だと思っていました。
でも仕事の価値は、売上だけではありませんよね。

本当は、「数字(価値)に置き換える習慣がなかった仕事」だっただけだったんです。

仕事の本質を、自分の言葉で言えるように

行政でやってきたことを、そのまま並べるのはやめました。

その代わりに、

「リスクを見つける力」
「関係者を調整する力」
「品質を守る仕組みを作る力」

という、仕事の本質を書くようにしたんです。

今のわたしなら、こう思います。

落ちていたのは経験ではありませんでした。
行政の言葉で、自分を説明していたこと。
それが原因だったんです。

もし今、経歴書の前で手が止まっているなら。

「担当したこと」を並べる前に、「その経験が、誰にどんな価値を残したか」を、一度書き出してみてください。

きっと、あなたの経歴にも、まだ言葉になっていない価値が眠っています。

前回、転職を決めた理由については、公務員を辞めて、中小企業に転職した理由に書きました。あわせて読んでもらえたら嬉しいです。


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※この記事はわたし個人の経験・感じ方に基づくものです。転職活動の進め方や評価基準は、業界・企業・時期によって異なります。

ABOUT ME
ネオパパ
ネオパパ
共働き2児パパ / FP2級・簿記2級
大手食品メーカー研究員 → 府県庁の食品行政 → 中小企業の品質管理
3段階のキャリアを経た30代のワーパパ。
子育てを機に家計と本気で向き合うため、共働き世帯の家計・食卓・学びを「実験ノート」として記録しています。(月・水・金曜の定期投稿)
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