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学びの土台

共働き2児パパが簿記1級に挑戦中 ── 苦戦しながら学んだ「やめない」勉強の続け方

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「簿記1級って、社会人が働きながら取れるの?」
「2級は取ったけど、1級はやめとけって言われた…」

簿記2級を取った後に1級を目指すかどうか、実はわたしも迷っていました。

検索すると「簿記1級 やめとけ」というキーワードがサジェストされるくらい、悩む人が多いテーマです。

わたし(ネオパパ)は、共働きで長女(2歳)・次女(1歳)を育てるワーパパです。
社会人になってから日商簿記2級に150時間で一発合格(詳細はこちら)した後、現在は簿記1級に挑戦中です。

この記事は、いつもの「合格しました!」ではなく、「チャレンジ中のリアルな話」です。
正直に言うと、苦戦しています。でも、続けています。

「合格体験記」だけでなく、「未完の挑戦の途中経過」も、これから挑戦する人の参考になると考え、公開します。

なお、この記事の対象は「簿記2級を取得済みで、1級に挑戦するか迷っている方」です。
簿記未取得の方、3級保持の方は、後半の「これから簿記を学ぶ方」セクションを先にご覧ください。
それぞれの段階で、次に取るべきアクションが大きく違います。


この記事の結論(先にお伝えします)

長い記事なので、先に3点まとめます。

1. 簿記1級は「稼ぐため」には不向き、わたしは「趣味」として続けている
正直に言います。簿記2級で家計・経理の知識は十分にカバーできます。
1級は経理職や会計士・税理士を目指す人以外には、コスパが良いとは言えません。
それでもわたしは続けています。理由は「趣味だから」です。

2. 簿記2級との違いは「論点の深さ」
試験範囲が広いのも大変ですが、何より一つひとつの論点が深く、難しい
2級が「型を覚える」なら、1級は「考え方を理解する」試験です。これがきつい。

3. 「のんびり続ける」が共働きパパの最適解
週に何時間も机に向かう余裕はありません。
我が家は「合格期限を区切らない」「のんびり継続する」スタイルで、通信講座を活用しています。

その理由と具体的なリアルを、以下で公開します。


正直、簿記1級は「稼ぐため」にはコスパが悪い

これは、これから挑戦する方に最初にお伝えしたい本音です。

簿記1級は本当にキャリアに有利か?

ネット上には「簿記1級は履歴書で評価される」「年収アップにつながる」という記事が大量にあります。
資格スクールのサイトはほぼすべてそう書いています。

でも、現実は少し違います。

観点実態
経理職の採用要件多くの場合、簿記2級で十分
経理以外の職種簿記1級は評価されないことが多い
年収アップ経理職でも数千円〜数万円の資格手当程度のケースが多い
公認会計士・税理士確かに有利だが、それは1級が「上位資格への登竜門」だから
取得時間平均750〜800時間(公式数値)

つまり、簿記1級の費用対効果は、職業によって大きく違います

  • 経理職で公認会計士・税理士を目指すなら有利
  • 一般的な事業会社の社員なら、簿記2級で十分
  • 800時間を別の自己投資(英語、プログラミング等)に使う方が、年収アップには直結する場合も多い

ではなぜネオパパは1級に挑戦するのか

それは正直に言って、「趣味」だからです

  • お金の動きを深く理解するのが面白い
  • 簿記2級で見えた景色を、もっと細かく見たい
  • 経営分析・財務会計の論理がパズルのように楽しい
  • 学び続ける習慣が、人生を豊かにする実感がある

「コスパが悪くても、知的好奇心を満たせる」という、趣味としての価値で続けています。「稼ぐため」ではなく「知るため」の挑戦です。


簿記2級との「次元の違い」

実際に勉強を始めると、簿記2級とは完全に別の試験だと分かります。

試験範囲の比較

項目簿記2級簿記1級
主な科目商業簿記、工業簿記商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算
合格率約20〜30%約10%前後(安定して低い)
推奨学習時間(公式)約250時間750〜800時間
合格基準全体で70点以上全体70点以上+各科目40点以上(足切りあり)

一番違うのは「論点の深さ」

範囲が広いのもきついですが、それ以上に一つひとつの論点が深く、難しいのが1級です。

たとえば「連結会計」という論点。簿記2級でも触れますが、

  • 2級:基本的な親子会社の連結処理、定型問題
  • 1級:複雑な持分変動、税効果、評価差額、のれん償却の連結処理

同じ用語を使っていても、要求される理解の深さがまるで違います。
「2級でできた」と思っても、1級では通用しません。

「型」ではなく「考え方」が問われる

簿記2級は、極論すると「型を覚える試験」でした。
仕訳のパターンを覚え、計算方法を覚え、問題のタイプを覚える。
150時間で一発合格できたのは、型を効率的に覚えたからです。

簿記1級は違います。「考え方を理解する試験」です。

  • なぜこの会計処理になるのか
  • どういう経済実態を表現しているのか
  • 別の状況だったらどう変わるか

論理的に理解できていないと、応用問題で完全に詰まります。
これがきつい部分です。


共働きパパの「のんびり続ける」スタイル

時間が限られる共働きパパが、どう続けているかを公開します。

「合格期限を区切らない」という選択

普通の合格体験記なら、「1年で合格を目指す!」とか「次の試験で受かる!」と書くでしょう。

でもわたしは、期限を区切っていません

理由は3つあります。

理由内容
1. 育児・仕事との両立で予測不能子どもの体調不良、保育園の発熱対応、深夜の対応など、勉強時間が読めない
2. 趣味として続けている「合格しなきゃ!」と追い込むと、楽しめなくなる
3. 簿記1級の本質は知識習得合格証書より、理解できることの方が価値がある

期限を区切らないことで、むしろ続けやすくなったというのが正直な実感です。

「のんびり勉強」のリアル

具体的な勉強時間は、こんな感じです。

シーン時間
平日深夜(子の寝かしつけ後)30分〜1時間程度
平日早朝(子が起きる前)30分程度
休日子と過ごす時間優先、勉強は1〜2時間あれば良い方
月の合計30〜50時間程度

簿記2級の時は月50時間×3ヶ月=150時間で一発合格できましたが、1級は同じペースだと800時間に到達するのに、単純計算で1年半〜2年半かかります。

「のんびり勉強」とはこういうことです。
焦らず、無理せず、続ける。これが共働きパパの現実解です。


通信講座を使っている理由

勉強方法について、具体的に解説します。

通信講座を選んだ理由

簿記2級の時と同じく、通信講座を選びました。

選択肢わたしの判断
独学(市販テキスト)× 1級は難易度が高すぎる、教材選びにも時間がかかる
通信講座⭕ カリキュラム完成度高、時間効率良い
スクール通学× 共働き育児中は時間的に不可能

特に簿記1級は、独学だと何を、どの順序で、どの深さまで学ぶかの判断が極めて難しいです。
簿記2級の独学合格体験記は多いですが、1級の独学合格体験記は明らかに少なくなります。

簿記1級の通信講座を選ぶときのポイント

わたしは簿記1級の学習に通信講座を使っています。
具体的なサービス名は本記事では伏せますが、簿記1級講座を選ぶときに重視したポイントを共有します。

簿記1級の通信講座を選ぶときは、以下の項目を比較するのがおすすめです。

比較項目チェックポイント
料金キャンペーン価格や教育訓練給付金の対象か
受講期限のんびり続ける社会人には「期限が長い」ものが安心
学習方式製本テキスト派か、スマホ完結派か
質問対応回数無制限か、チケット制か
1単元の長さ隙間時間に進めやすい30分程度が理想

具体的な価格や受講期限は時期・講座によって変動するため、検討する方は各公式サイトで最新情報をご確認ください。

共働きパパが通信講座で「続けやすい」と感じる点

実際に通信講座を使っていて、共働きパパに合っていると感じる点があります。

  • 1単元30分程度:寝かしつけ後の隙間時間に1単元進められる
  • 倍速再生対応:時間効率がさらに上がる
  • 質問対応がある:つまずきポイントが解消できる
  • 受講期限が長い講座を選ぶ:のんびり進めても期限切れの不安が少ない
  • スマホ対応:通勤時間にも使える

「コスパが良い」とは言いませんが、講座選びさえ間違えなければ「忙しい社会人が無理なく続けやすい」学習環境が整います。

講座選びは「自分の学習スタイル」で

通信講座にはいろいろなタイプがあります。

  • 製本テキスト+動画で、じっくり学びたい人向けの講座
  • 完全スマホ完結で、隙間時間に学びたい人向けの講座
  • 質問対応が手厚く、つまずきを解消したい人向けの講座
  • 価格を最優先したい人向けの講座

自分の学習スタイル(机に向かうか、スマホか)、サポートの希望、予算に合わせて選ぶといいでしょう。 簿記1級講座の個別徹底比較レビュー記事は、別途公開予定です。


「これから簿記を学ぶ方」に伝えたいこと

最後に、簿記の学習を考えている方への正直なメッセージです。
「簿記1級に挑戦すべきか」だけでなく、いま自分はどの段階にいて、次に何をすべきかを一緒に考えます。

あなたの現在地はどこですか?

簿記の学習段階で、必要なアクションは大きく変わります。

あなたの現在地次のアクション
簿記を学んだことがないまず簿記3級から(2ヶ月で取得可能)
簿記3級は持っている次は簿記2級(150時間で取得可能)
簿記2級は持っている1級は不要なケースが多い(趣味として続けるなら別)
簿記1級にすでに挑戦中のんびり続ける + 自分に合う通信講座を選ぶ

順番にお伝えします。

簿記未取得の方:まず3級から(2ヶ月で取れる)

「いつかお金の勉強をしたい」「家計を体系的に学びたい」「経理の基礎を身につけたい」という方は、簿記3級から始めるのが最適解です。

  • 学習時間の目安:100〜120時間程度
  • 平均的なペース:約2ヶ月で合格可能
  • 合格率:約30〜40%(取りやすい部類)
  • 試験はネット試験(CBT方式)で随時受験可能

簿記3級は、お金の流れを体系的に理解する第一歩です。

経理職を目指していなくても、家計管理、ふるさと納税の上限額計算、家計簿の理解、確定申告など、日常生活に直結する知識が身につきます。

簿記3級の通信講座は受講料が比較的安く、初学者向けに設計されているものが多いのでおすすめです。

簿記3級を持っている方:次は簿記2級

3級を持っている方は、簿記2級が一番コスパの良い投資です。

  • 学習時間の目安:約150〜250時間(3級保持者なら150時間で十分可能)
  • ネオパパは150時間で一発合格しました(詳細:簿記2級150時間勉強法)
  • 合格率:約20〜30%
  • 経理職の採用要件として広く認知されている

「簿記2級まで取れば、お金に関する実用知識はほぼカバーできる」というのが、わたしの実感です。

FP2級と簿記2級を組み合わせる効果は大きく、家計・税金・ライフプランの全領域を体系的に理解できるようになります。

3級と2級は試験内容が連続しているので、3級合格直後の勢いで2級に取り掛かるのが効率的です。

期間を空けると、3級の知識が抜けて、また復習からやり直すことになります。

簿記2級を持っている方:1級は不要なケースが多い

そして、本記事の主題に戻ります。

簿記2級を持っている方は、多くの場合、1級は不要です。

経理職以外の方は特にそうです。

代わりに検討した方が良い選択肢:

  • FP2級:お金の知識を家計に直結(詳細はこちら)
  • 宅建:不動産知識、独占業務あり
  • 英語、プログラミング:転職市場での評価が直接的
  • 副業・投資の実践:学習よりも経験
  • 家族と過ごす時間:プライスレス

800時間を別のことに使う方が、人生の総合的な満足度は上がる可能性が高いです。これは現実です。

それでも1級に挑戦するなら

「コスパが悪くても、簿記の世界を深く知りたい」「学ぶこと自体が楽しい」という方は、趣味として挑戦してください。

その場合、伝えたいことは1つだけです。

「期限を区切らず、のんびり続けてください」

合格率10%の試験です。
1〜2回で合格できる人は少数派です。

途中で諦めるリスクが最大の敵なので、「いつか合格すれば良い」というスタンスで続ける方が、結果的に到達確率は上がると考えています。

通信講座を選ぶなら、受講期限が長く、質問対応が手厚いものが、共働き社会人には合っていると感じています。


まとめ:簿記1級チャレンジ中のリアル

簿記学習を考えている方に、現在地別のメッセージで締めます。

簿記未取得の方へまず簿記3級から
約100〜120時間、2ヶ月程度で取得可能。日常生活に直結する知識が手に入ります。

簿記3級保持の方へ次は簿記2級
150時間程度で取得可能(3級の知識があれば)。経理職以外の方でも、ここで止めて十分です。

簿記2級保持の方へ1級は不要なケースが多い
経理職や上位資格を目指す方以外は、800時間を別のことに使う選択肢を真剣に検討してください。

それでも1級に挑戦する方へ(=わたしと同類の方)趣味として、期限を区切らず、のんびり続けてください
受講期限が長い通信講座を選び、月30〜50時間ペースで継続。合格率10%の試験なので、諦めないことが最大の戦略です。

合格したら改めて記事を更新します。
それまでは「未完の挑戦中の記録」として、誰かの参考になれば嬉しいです。


この記事について

本記事は、ネオパパ自身の簿記1級チャレンジ中の体験を公開した進行形の体験記事です。
「合格しました!」というドヤ顔の記事ではなく、苦戦しながら続けているリアルな記録です。

具体的な数字(価格、学習時間等)は、ネオパパ自身の経験と、各通信講座の公式情報に基づきます。最新の料金やコース内容は、必ず公式サイトでご確認ください。

簿記1級の通信講座の個別徹底比較レビュー記事は、別途公開予定です。


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ABOUT ME
ネオパパ
ネオパパ
共働き2児パパ / FP2級・簿記2級
大手食品メーカー研究員 → 府県庁の食品行政 → 中小企業の品質管理
3段階のキャリアを経た30代のワーパパ。
子育てを機に家計と本気で向き合うため、共働き世帯の家計・食卓・学びを「実験ノート」として記録しています。(月・水・金曜の定期投稿)
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